
静岡県富士市で、「ちょっとした企てを、まちに、世界に。」をテーマに、“ひと”と“ひと”をつなぐソーシャルプロジェクトを企画・運営しているドットプランが、カンボジアの小さな農園とともに育てるコーヒープロジェクト「notice coffee」を12月21日(日)にリリース。利益の15%で、カンボジアの未来を担う子どもたちに文房具を届ける。
コーヒーを“買う”のではなく“育てる”体験
コーヒープロジェクト「notice coffee」は、購入者を「crew(クルー)」と呼び、コーヒーを“買う”のではなく“育てる”体験として届ける、プロジェクト参加型のサブスクリプション。“crew”とはコーヒーの未来をいっしょに育てる仲間のことで、未来をずっといっしょに見守っていきたいからこそ、定期便での販売を採用した。
「notice coffee」の一部利益で子どもたちを支援

カンボジアのコーヒー産業は内戦により一度はほぼ途絶えかけたが、近年、若い農家の手によって復活の兆しを見せている。

「notice coffee」チーフブランドオフィサーの遠藤文美さんはかつて、カンボジアで旅行ガイドとして働いており、現在は古民家カフェを経営し、バックパッカーとして訪れたアジアのコーヒーを自家焙煎。

現在も交流が続くカンボジアの日本語ガイド・オルさんに、「大好きなカンボジアのコーヒーを日本に届けたい」と相談したことで、

モンドルキリ州のコーヒー農家・ティーさんと出会った。
カンボジアのコーヒーづくりがこれからも続いていくためには、子どもたちの学びが守られることが欠かせないそう。


「notice coffee」では利益の15%でカンボジアの子どもたちに文房具を届けているが、どの学校に支援を届けるかは、現地パートナーのオルさんが各州の教育局と連携して場所を選定しており、

一人ひとりの子どもに直接文房具セットを手渡している。
子どもたちの「ありがとう」がパッケージに

「notice coffee」の定期便では、文房具を受け取った子どもたちがその鉛筆で書いた「ありがとう」の文字を、毎月のパッケージに印刷してお届け。

notice letterイメージ
毎月発行される会報では、支援状況・農園の変化・収益の使い道が数字と事実でレポートになって掲載されている。

notice radioイメージ
crewの質問に答える双方向型ポッドキャスト『notice radio』では、メンバーの生の声で現地トークや文化紹介も配信されるので、併せてチェックしてみて。
静岡県立富士特別支援学校の生徒も参加

また「notice coffee」には、静岡県立富士特別支援学校 富士東分校のサステナブル班が「プロジェクトアシストクルー」として参加。

梱包の一部を担っている。

毎月の商品には彼らが作ったコーヒー豆かす脱臭剤も同封されており、「できること」が社会とつながり、「誰かの役に立つ」体験が彼らの自信にも繋がる仕組みになっている。
アジアの物語に触れられる商品ラインナップ
「notice coffee」の商品はすべて「カンボジア+アジア2カ国」の3種セットで、カンボジアを中心に、アジアの物語に触れられるラインナップ。
コーヒー豆/粉20g×3カ国が入った「First notice(お試しセット)」1,300円(税込)は、色鉛筆10色セット×約1名分の支援、コーヒー豆/粉50g×3カ国が入った定期便「Daily notice」2,500円(税込)は、文房具セット×約1名分の支援、コーヒー豆/粉80g×3カ国が入った定期便「Deep notice」3,800円(税込)は、文房具セット×約2名分の支援となる。
注文は、毎月が20日締め切りで、翌月10日に一斉発送。詳細は「notice coffee」HPで確認しよう。
透明性を大切に、農園や子どもたちの様子を共有
「notice coffee」チーフブランドオフィサーの遠藤文美さんは、「内閣府『社会意識に関する世論調査』(令和6年10月調査)によると『日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたい』と感じている人が63.6%。一方で、日本ファンドレイジング協会の『寄付白書2021』によると、『寄付したお金が本当に使われているのか不安に感じる』人は77%にのぼります。多くの人が社会のために何かしたいと思いながらも、その一歩をためらってしまう──その理由の多くは“透明性の不足”にあります(後略)」とコメント。
「notice coffee」は、透明性を大切にするため、農園や子どもたちの様子を会報やポッドキャストで共有していくという。

この機会に、“買う”が“育てる”になるコーヒープロジェクト「notice coffee」をチェックしてみては。
notice coffee HP:https://noticecoffee.com
notice coffee shop:https://notice-coffee.stores.jp/
(佐藤ゆり)